散骨という埋葬の仕方を選ぶ背景 - 日本国内で散骨を行う場合のマナーとは

散骨という埋葬の仕方を選ぶ背景

昔からのお墓に対する意識が年々変わってきてり、最近ではお墓ということにこだわらず「散骨」という埋葬のされ方に興味を持つ人が増えてきました。この方法は火葬した骨を細かく砕いて、海にまいたり山に埋めたりと自然に還すというコンセプトの下、静かに広まりつつありますが、実は日本では30年近く前までは火葬した骨は墓地以外に埋葬してはいけないという法律がありました。しかしその後法律が改正され、節度をもって行う限り散骨は認められるようになったのです。



現在では違反行為ではないと認識されるようになり、特に陸地から離れた海に骨を撒くというやり方は、「海洋散骨」というひとつの葬法として定着しつつあります。散骨することのメリットとして挙げられるのは、墓石を持つことがないので費用がそれほどかからないということの他に、故人の生前からの希望をかなえることができるということです。


さまざまな理由から絶対にお墓に入りたくないという人は少なからず存在するので、希望通りにお墓に入れずに自然に還すということはなくなった方への供養とも考えられるようになりました。



それから少子化が急激に進んだ現代では、お墓の後継者をどうするかということはなかなか厄介な問題になりつつあります。



自分の子供がお墓に縛られることなく、世界中の好きなところに自由に住処を構えられるようにと願って墓じまいの意味を込めて散骨を選ぶ人も多くなりました。


これからの世の中ではこういった埋葬の仕方が更に増えてくることが予想されるのではないでしょうか。